第5回シリアスゲームジャム ~ みんなのバリアフリー ~ http://www.mediadesignlabs.org/SGJ5/ が、
12/10(土)11(日)に開催されました。オランダ大使館もサポートで入って頂きました^^

シリアスゲームとは、現実の世界で起こりうるシリアス(深刻:教育・医療用途等)な問題を、シミュレーションを通じて楽しみながら社会問題の解決を主目的とするコンピュータゲームです。


どうすれば障害に馴染みのない方がバリアフリーに興味を示し理解を促すようなゲームとなりえるのか?
20代の若手たちがディレクター・プログラマー・デザイナーなどでチームを編成し、車椅子だけでなく聴覚視覚などそれぞれ障害の特性を調べ上げ、泊まり込みまでして丸2日間でゲームを作り上げていくのです。
私は基調講演・専門家からの指導・実行委員・審査委員を担当させて頂きました。まだ未完成のチームもありましたがどのチームのコンセプトも素晴らしかったです。




あんなにどっぷりと若者たちが取り組まれている姿を間近で拝見させて頂き、ゲームと社会問題って一見関係ないと感じがちでしたが、わかりやすいアプローチ手法だなぁと最後は感極まってしまいました。
みんなのバリアフリーをテーマに設定して頂き本当にどうもありがとうございました!





①JABBEST
バリアだらけに建ててしまった家を、主人公の車椅子ユーザーが愛する人と暮らすためにバリアフリー住宅へと改装していくゲーム。
通常の家にはどのようなバリアが存在するのか/対処法を学べる。

②ピザざる
視覚障害や聴覚障害のサルが移動やお買い物を楽しめるようにサポートする、小中学校向けに開発したゲーム。
点字ブロックや音声信号や筆談等の必要性を学べる。

③Oto
真っ暗闇のなか鍵を紛失してしまったため、物にぶつかったり壁に擦ってしまったりを音で方向を認識しながら進み場所を探し当てるゲーム。
真っ暗な場合と明るい場合の両方で体験できるので、視覚障害の住む世界を疑似体験しながら学べる。

④ゴーゴン
ディスプレイ上の目線の位置を認識する視線入力装置トビーを利用し、敵を凝視し次々に倒していく展開の早いゲーム。
健常者も障害者も対等に戦え、視線入力装置を学べる。

⑤キール
地球の重力に耐えられず車椅子になった宇宙人ペティルが、宇宙に帰るために地球をバリアフリー化しながらバラバラになってしまった宇宙船の部品をかき集め宇宙に戻るゲーム。
街中の何気ないバリアをバリアと認識し、ハード面やソフト面での対処法を学べる。
