皆さん、こんにちは。

PADM正会員の鳥飼千鶴子さんが、HAL医療用下肢タイプの使用成績調査に参加されたときの様子を撮影されていて、その動画をシェアしてくださいました。

実際どのようにHALが動くのか、どのように装着されているのか、とても参考になる動画だと思います。

何よりも楽しそうにリハビリされている鳥飼さんの笑顔が印象的です。


鳥飼さんからはこんな感想をいただきました。

今まで、これ以上病気が進行しないよう、守りの一手でしたが、HALで歩く気持ちをひさびさに味わせていただいて、なんだかいろんな夢が広がりました。

あきらめて5~6年たってた歩行器を出してきて、訪問リハビリの方といっしょに歩く練習を始めました。
「まだ、少しなら歩ける!慣れていったら、また一人で歩行器使って歩けるかも!」
そう思って半年間がんばってましたが、やはり衰えた筋肉が復活するのは難しいです。

でも、あの歩けてる気持ちがうれしくて、またHALのリハビリ入院するつもりです。
進行を遅らせることは期待できるでしょうから。

それに、きっとそのうちお薬が出たら、HALのリハビリと薬のコンビは、最強の治療だと思います。
なによりも、前向きにがんばれるのがうれしい。

難点は、入院のため、自宅ならなんとかひとりで行けるトイレや、入浴中の小さな動作が、慣れない場所のた め一人では何もできなくて、看護師さんに助けてもらわなきゃいけないこと。
2週間後、自宅に帰ってトイレに行くのがこわかったです。なんとかなりましたが、やれてたことがやれなくなる不安はあります。

早く、家の近くの病院で、通院でHALのリハビリを受けれる時代がくるといいな!


同じくHALの使用成績調査に参加された正会員の南秀子さんからもこんな感想をいただきました。

HALのリハビリで、私は2月に丸一ヶ月横浜市の済生会神奈川県病院に入院しました。

普通のOT、PTのリハビリと並行して全部で9回HALをやりましたが、初回は靴を履くのもロボットを装着するのも大変で、その日は足踏みをして数メートル歩くのがやっとでした。
3回目くらいから少し歩く事に慣れてきて、徐々に歩行が楽になり距離ものびました。

HALをやり始めて1週間くらいすると、曲がっていた背筋がのびるようになり、歩行器で歩く姿勢が少しずつ良くなってきました。
いつの間にかペンギン歩きになっていたのが、膝を曲げて歩くことも思い出してきました。

表現が正確か自信はありませんが、HALのフィードバック効果のようで器械で正しい歩き方をさせて、脳がそれを記憶してロボットなしでも歩行出来るようになるとの理屈みたいです。

9回終えての感想としては、HALをやってからトイレの立ち上がりなどが、前より楽になり日常生活がしやすくなったと感じています。

退院してすぐにコロナの自粛生活に入り、普段はほぼ引きこもりになったので、また筋力が落ちてきた為、今は湘南のロボケアセンターに月二回自費のHALリハビリに通っています。
予定としては、9月にまた済生会に一ヶ月入院して第2クールのリハビリをする事になっていますが、コロナの心配もあるので、まだ入院は確定ではありません。

HALの入院治療のチャンスをくださったパダムの皆様には、本当に感謝しています。
これからもリハビリを頑張って、何とか体調を維持したいと思っております。


お二方のご感想を聞かせていただくと、HALによるリハビリで効果あることは明らかのようです。
昔のように歩く動作を再び味わえるなんて最高ですよね!

今後、誰もが気軽にHALのリハビリができるようになることを心から願います。

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