2022年10月22日(土)にPADMオンライン交流会を開催致しました。
総勢14名の方々にご参加いただき、楽しいひと時を共有しました。
第一部では、「私たちの防災への備え」をテーマに2グループに分かれて話し合いました。
昨今日本のあちこちで起こっている災害ですが、実際に被災された会員さんも参加されていて、貴重な体験談を共有していただきました。
★避難
私たちはつい自宅での避難生活をと思ってしまいますが、水もガスも電気も止まってしまい、家の中も物が倒れてスペースの確保も難しく、とても家で生活できる状況ではなかったとお話していただきました。
しかしながら道路も物が散乱していたり、車で大渋滞が起こっていたり、避難所へ行くのも私たち移動困難者にとっては難しい状況であったこともお話いただきました。
福祉避難所も事前に登録しておかないと利用できない可能性もあるようです。
最悪の状況を想定して、私たちも誰とどう行動するかということは考えておく必要がありそうですね。
地域によっては、移動困難者を毎年把握しておいて、自治会とうまく連携を取りながら、地域で考えていく取り組みをされている場所もあるそうです。
まずは自分の住んでいる地域がどんな取り組みをしているかも確認しておくと良いですね。
★備え
その他、準備しておいた方が良いと意見が出ていたのは、充電器、特にエアマットの電源の確保は考えておくべきという意見でした。
停電してしまうと当然エアマットも使えなくなってしまいますが、寝返りができない方にとってエアマットが使えないというのは深刻な問題です。蓄電式のバッテリーなど、そういう時のために備えておくと良いかもしれません。ただなかなかこのようなバッテリーに関しての情報が少ないので、どれを買って良いのかわからないという意見も出ました。
もしおすすめのバッテリー情報等ありましたら、ぜひ事務局(info@npopadm.com)までご連絡ください。
何もない事が一番ですが、万が一被災したときに困らないよう、自分たちで出来ることは準備しておきたいですね。
第二部では、「自分が体験した楽しかったこと」について、また2つのグループに分かれてお話しました。
皆さん色々と楽しんでおられる様子でしたが、特に多かったのは旅行やパラスポーツでした。
★パラスポーツ
身体が不自由でも楽しめるスポーツはあるようですし、周囲のサポートがあれば体験できるスポーツもあるようです。
皆さん色々と挑戦されていて驚きでした。
★旅行
旅行は多くの方の楽しみになっているようです。
ただ症状が進行している患者さんには、リフトのある宿泊施設など設備面の課題が出てきます。
旅行したいけど、リフトの付いているホテルがなかなか見つけられないとの意見もでて、進行しても安心して楽しめる施設がもっと増えてほしいと思いました。
楽しかったお話をされているときの皆さまの表情がとてもにこやかで、聞いている方もほっこりと温かくなった時間でした。
交流会の中で会員さんが利用されたバリアフリーな宿泊施設のお話をしてくださいました。
リンクを送って頂きましたので、こちらに共有させていただきます。
どちらもとてもリーズナブルな価格で驚きです。
★松山友輪荘
https://www.yurinso.jp/
★横浜あゆみ荘
https://www.yokohamashakyo.jp/ayumiso/
久しぶりの交流会となってしまいましたが、会員同士で集まることの大切さを改めて感じました。
また皆さんと楽しくお話出来るのを楽しみにしております。
今回ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!